治療家になった理由
- chie watanabe
- 2019年12月29日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年6月16日
会社員だった頃、一時不調に悩まされ、いくつか病院に行きましたが原因がわからず、最後は軽い抗うつ剤を処方されました。こんな薬は飲みたくない!と、知り合いの紹介で行った鍼灸院で、はじめて病状について明快で納得のいく説明を受け、通いながらアドバイスに従うと見る見る良くなっていったんです。
その先生が気功治療のスクールを開講するというので、パーキンソン病の父に何かできたらと思い受講。東洋医学の奥深さと気功治療の精妙さにすっかりはまり、当時製薬会社で開発に携わっていましたが、西洋医学や薬に対する疑問もあり、会社員を辞め先生の治療院で勉強させていただきました。
その後父の介護を手伝うために実家に戻りましたが、父の病気はかなり進行し薬も増え、副作用にも悩まされていました。西洋医学の限界を感じ、探して行った鍼灸院の治療で、症状が和らぎ調子が良くなり、本人も家族も通うのが楽しみでした。
その鍼灸院の女性院長は、二人のお子さんを育てながら鍼灸を続けてこられ、優れた技術を持ち治療中は凛としていますが、謙虚で優しさに溢れていて、本当に素敵な女性でした。私もあんな風になりたいと強く思い、先生が卒業した鍼灸学校に入学。
父に習った鍼やお灸、マッサージをすることで、日常生活で困っていることが少しは改善し、父が笑顔になることが本当に嬉しかったです。
父はその後亡くなり、もっと早く治療家になっていたらもっといろいろできたのにと悔しい思いもありますが、父が辛い時に自分にできることがあり、喜んでもらえたことが心の支えとなりました。素晴らしい先生方と出会い、この道に進むことができたのは、父のおかげかもしれません。
みなさんの大切な人の辛い症状にも、しんらがお役に立てたらうれしいです!
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