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逆子の治療

  • 執筆者の写真: Chie Watanabe
    Chie Watanabe
  • 2020年7月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年6月14日

先日、33週に入った妊婦さんが逆子が直らず来院されました。診断してもやはり頭が上にあります。

以前は逆子はお灸で治療していましたが、まずは赤ちゃんに原因を聞いてみると、無痛分娩による計画出産の予定なのですが、赤ちゃんは予定された日にはまだ出たくない様子。


お母さんは一人目の出産では予定日前に破水してしまい、それでもなかなか出てこず陣痛が30時間続き、痛みで食事も摂れず、最後は気を失ってしまったくらい辛かったため、今回は無痛分娩を希望されているとのこと。

お母さんの妹さんの出産が難産で、お母さんのお母様は生死の境をさまよったため、出産に対する恐怖が人一倍強いのも仕方ないかもしれません。


どうしたらいいですか?と聞かれましたが、お母さんがそんなに怖いなら、自然分娩を勧めるのもなぁと思いました。

お灸で動かすことも頭をよぎりましたが、赤ちゃんの意志を無視して無理矢理動かす気にはなれません。

とりあえず、まだ日にちがあるので、お母さんと赤ちゃんで気持ちを通わせて折り合いをつけてもらうしかないなと思いながら施術、マッサージを終えて診ると、ひっくり返って正常な位置になっていました。


きっとお母さんの話を聞いて気持ちがわかり、お母さんの決めた通りにしようと思ってくれたのだと思います。お母さん想いの優しい子ですね。


妊婦さんの治療をしていると、赤ちゃんは全てをわかっている叡智そのものだなぁと感じます。お腹を撫でて気持ちを通わせるだけで、何とも言えない幸福感に包まれます。そうやって施術して産まれた赤ちゃんは、すでに知り合いのようで本当に愛しく感じます。


無事に元気に産まれてきますように。そしてお母さんにとってもいいお産になるよう願わずにはいられません。


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